舞姫〜貧乏バレリーナのシンデレラストーリー〜

店員さんたちは私の着ていた服をふくろに入れてくれて、それを怜音に手渡した。



「行くぞ」


「あ、うん」



歩こうにも、10センチ近くあるヒールが思うように足を運んでくれない。


フィッティングルームは店の中の階段を上ったところにあって、どうしようにも階段を下りなくてはならなかった。


先々歩いて行ってしまう怜音。


私はドレスのすそを少し上げながら、階段の上でもじもじしていた。