舞姫〜貧乏バレリーナのシンデレラストーリー〜

「また、デート記念のプレゼント?」



「いや?これはいいことがあったお祝い」


「また…借りができちゃった…」


「プレゼントに借りも貸しもねーよ。まあ、俺はまた返してもらえばいいだけの話だし?」


そう言って怜音は私の顎に手を添えた。


う…

そういうこと言いますか、社長。



「それに、俺、こういうことしてみたかったんだよね。プリティーウーマンごっこ?」



「相手が私でよかったの?」



「もちろん」



「でも…こんなに高いの、もらえない…」



「じゃあ、普段俺が着るから、今日は貸してやるよ」



「ええ?!」



「冗談に決まってんだろ」



大真面目に冗談を言うもんだから、一瞬ドレスを着た怜音を想像してしまった。


まあ、綺麗だから何でも似合いそうだけどね…