舞姫〜貧乏バレリーナのシンデレラストーリー〜

「んーと…お前はここかなぁ?」



二の腕のあたりを掴まれ、引きずられるように怜音のあとを追って、お店に入った。


店に入ると店員さんと怜音は何やら話をしていて、私はただその雰囲気に圧倒されていた。


だって弱冠ハタチの私は、こんなお店来たことがない。


「じゃあ、お願いします」


怜音のその声で我に返った私の前には、黒いスーツを着た女性が3人立っていた。


「どうぞ、こちらへ」


「え?」


抱えられるように、私は3人のお姉さん方に連れて行かれた。


その連れて行かれる途中で怜音と目が合って、軽く手を振られた。


なにこれー!