舞姫〜貧乏バレリーナのシンデレラストーリー〜

「今日、お店は?」


「お前、日曜日まで俺を働かす気か」


「あ、そうだ。今日お休みか…」


WINGは日曜日と祝日が定休日。


そっか…


定休日…



「なんか、行く前よりいい顔してる。いいことあった?」



そう言って怜音は私の頬に手を当てた。



「うん…すごくいいことあった」



「そうか。じゃあ、そのお祝いに飯でも食いに行こう」



「え?!」



「荷物、置いてこい。行くぞ」



「ええー?!」



怜音に背中を押され、階段を上って部屋に荷物を置いてきた。


どういう展開かわからない。


だって、怜音は私にいいことがあったなんて知らないはずだし、お祝いの食事だなんて理由おかしすぎる。