夢幻(むげん)【完結】



 ん~?

 ここは……?


 気がつくと、どこか知らない場所にいた。

 周りを見渡すがどこにも何もなかった。


 たしか、遼平のところへ向ってたよね?

 って、そうだった。


 遥は、今までのことを思い出した。



 事故にあったんだった。

 ここは、どこか判らないけど、とりあえず、今は眠りたい。

 眠って、嫌なことは忘れたい。



 そして、遥は、その場で眠りについた。


 眠った遥の目からは涙が流れていた。