「よしよし。話しているうちに、遥の家に着いたよ?」 遼平は、遥の頭を撫でた。 「ホントだ! 早いな……」 遥は、家に着いたことが残念そうであった。 遼平も離れ難いが、家に帰らねばならなかった。。 「じゃあ、今度の土曜に家に来いよ? その時、またゆっくりしような」 「うん。家まで送ってくれて、ありがとう! またね」 「またな」 そういうと、遥は遼平の姿が見えなくなるまで、玄関で見送った。