と、その時、遥が立ち止まった。



 止まった……?

 今のうちだ!



 遼平はチャンスだと思い走る。





 あと、少しというところで、遼平も立ち止まる。



 それ以上進めなかった。


 目の前に見えない壁があるようだ。



「遥、待ってくれ!!」