皆人くんはまるで　万華鏡のよう


　　　くるくる　くるくる
　　　きらきら　きらきら


　　　目に映る形に
　　　実体はなく


　　　でもその一部は
　　　確かにそこに存在した




　　　皆人くんは　万華鏡


　　　くるくる　くるくる
　　　きらきら　きらきら


　　　私はただ夢中で
　　　あなたを


　　　あなただけを


　　　見詰めていた




　　　くるくる　くるくる


　　　きらきら　きらきら…









　　　　　　　　H22.9.1
　　　　　　　『くるきら万華鏡』Fin.