「チャイムなっちゃったね」
私の前に立てる彼が苦笑い
しながらいった
彼は散らばるパンを拾いはじめた
「あっごめんなさい」
私も急いで拾いはじめるけど
ほとんど彼が拾ってくれてた
「ごめんね 急いでて
おもいっきしぶつかって
怪我とかしてない?」
「あっ大丈夫です こっちこそ
気づかなくて」
「あーどうしようか」
「なにがですか?」
「授業」
「あ…」
「さぼろっか」
私の目をみて笑う
えっ私も?
「えっえっ」
「こんな大量のパンを持って
教室に入ったら笑われちゃうよ
きっと クスッ
それ狙ってるならいいけど」
それは嫌だ…
でも授業無断で休んだなんて
奴が許す訳無い
どうしよう…
