デザイアも気付いているだろうから、遠距離攻撃は無意味だ。
「あら、まだ生きていたんですね」
「余計なお喋りなど必要はない。僕は、お前を殺しにきた」
「ふふ、ふふ」
何かおかしいらしく、笑う。
「あなたが、私を?不可能ですよ」
「だからどうした。僕の糧になってもらうぞ」
「理解をしないんですね」
「そんなものは、必要ない」
デザイアは紅い目でこちらを見ている。
「あなたは邪魔ですね」
速攻で勝負をかけるために、動いていないデザイアの位置関係を見定める。
そして、周囲の位置関係も頭に入れようとする。
しかし、次第にデザイアの周囲の白い空気が消え始めている。
「ち」
「どうかしましたか?」
僕の能力の事は分かっているとでもいうのか。
僕はデザイアに自分の事を話してはいない。
「さあ、能力を使いたければどうぞ」
拳を握り締める。
周囲には何もない。
デザイアに近づく事が危険である事は理解している。
渚の遠距離からの攻撃を支援させるにも、弓を持ってきていない。
そう、僕とデザイアの間には大きな差があった。
能力の差といってもいい。
デザイアにいかにして拳を叩き込むかによって、僕は成長をするだろう。
だが、拳を叩き込めないというのであれば、何かしらの道具を使うしかない。
「あら、まだ生きていたんですね」
「余計なお喋りなど必要はない。僕は、お前を殺しにきた」
「ふふ、ふふ」
何かおかしいらしく、笑う。
「あなたが、私を?不可能ですよ」
「だからどうした。僕の糧になってもらうぞ」
「理解をしないんですね」
「そんなものは、必要ない」
デザイアは紅い目でこちらを見ている。
「あなたは邪魔ですね」
速攻で勝負をかけるために、動いていないデザイアの位置関係を見定める。
そして、周囲の位置関係も頭に入れようとする。
しかし、次第にデザイアの周囲の白い空気が消え始めている。
「ち」
「どうかしましたか?」
僕の能力の事は分かっているとでもいうのか。
僕はデザイアに自分の事を話してはいない。
「さあ、能力を使いたければどうぞ」
拳を握り締める。
周囲には何もない。
デザイアに近づく事が危険である事は理解している。
渚の遠距離からの攻撃を支援させるにも、弓を持ってきていない。
そう、僕とデザイアの間には大きな差があった。
能力の差といってもいい。
デザイアにいかにして拳を叩き込むかによって、僕は成長をするだろう。
だが、拳を叩き込めないというのであれば、何かしらの道具を使うしかない。

