黒光りする直径十メートル程ある二つの羽が生えた飛行物の入り口から中へと乗り込む。
僕が入ると扉が閉まり、光がついた。
真ん中に座る椅子以外は何もない。
何かを操作するボードのようなものも、食物を保管する場所も。
僕は椅子に座ると、前にモニターが現れる。
そこにいたのは、地球の服とは異なる紅い全身を覆う服を着ている渚だった。
渚の周りは無機質な鉄に囲まれている一室のようだ。
「耕一さん、見つけてしまったんですね」
悲しみを湛えた顔を見せる。
「お前は見つけることを知っていた」
見つけて欲しくなければ、これを残していかない。
「本当は見つけて欲しくありませんでした」
「関係ない。今からお前の元に向かう」
「耕一さん、私は、あなたのやるべき事をして欲しいと言いましたよね」
別れ際に発した台詞だ。
「やるべき事をするために、お前を傍に置く必要がある。お前が何と言おうが、いう事を聞くつもりはない」
「今回ばかりは、あなたは死んでしまいます」
「黙れ、奴を殺すまでは、死なない」
「耕一さん、らしいですね」
「お前は宇宙船が壊れているなどという嘘をついた。今の台詞も嘘だという事だ」
「すいません」
頭を下げるが、今はどうでもいい。
「機能が働いている以上はこの宇宙船は動くんだろう?」
「はい」
「どう動かす?」
「目の前にあるコントロールパネルの赤いボタンを押すだけで、星へ向かいます」
椅子の前にコントロールパネルが現れる。
僕が入ると扉が閉まり、光がついた。
真ん中に座る椅子以外は何もない。
何かを操作するボードのようなものも、食物を保管する場所も。
僕は椅子に座ると、前にモニターが現れる。
そこにいたのは、地球の服とは異なる紅い全身を覆う服を着ている渚だった。
渚の周りは無機質な鉄に囲まれている一室のようだ。
「耕一さん、見つけてしまったんですね」
悲しみを湛えた顔を見せる。
「お前は見つけることを知っていた」
見つけて欲しくなければ、これを残していかない。
「本当は見つけて欲しくありませんでした」
「関係ない。今からお前の元に向かう」
「耕一さん、私は、あなたのやるべき事をして欲しいと言いましたよね」
別れ際に発した台詞だ。
「やるべき事をするために、お前を傍に置く必要がある。お前が何と言おうが、いう事を聞くつもりはない」
「今回ばかりは、あなたは死んでしまいます」
「黙れ、奴を殺すまでは、死なない」
「耕一さん、らしいですね」
「お前は宇宙船が壊れているなどという嘘をついた。今の台詞も嘘だという事だ」
「すいません」
頭を下げるが、今はどうでもいい。
「機能が働いている以上はこの宇宙船は動くんだろう?」
「はい」
「どう動かす?」
「目の前にあるコントロールパネルの赤いボタンを押すだけで、星へ向かいます」
椅子の前にコントロールパネルが現れる。

