私は和室前の廊下に独り残された。 桜庭: 「……………」 分かってる……… 分かってるけど――……… 桜庭: (ごめんなさい……………樫家先輩………………) 私は室内にいる樫家先輩に気付かれないくらい、部屋の襖を少しだけ開けた………… ちょうど部屋の中央にいる樫家先輩が見えるように―――………… 桜庭: 「……………」 何をやっているんだろうか………??私は………… でも………どうしても………!!!! 気になってしょうがないんだ―――………… お姉ちゃん………… _