―――――……………
私は樫家先輩と肩を並べて歩いていた。
日曜日に制服を着た男女が外を並んで歩いていると…………
…………何か勘違いされそうだ…………
目的地に到着するまでの間、気を利かせてくれているのか、樫家先輩が会話を作ってくれた。
樫家:
「桜庭………」
桜庭:
「はい……??」
樫家:
「顔の傷………大丈夫か………??」
桜庭:
「えっ………??」
樫家:
「痛々そうだ………」
桜庭:
「いえ……大丈夫です…………樫家先輩の方こそ昨日の……………その……………私が……………付けた傷の方は―――…………」
樫家:
「大丈夫だよ…………気にする必要なんかねぇーよ…………」
桜庭:
「すみません………」
そこで会話が切れてしまった。
しかし、そもそも目的地まではそう遠くないので、たったコレだけの会話でも十分間に合っていただろう…………
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私は樫家先輩と肩を並べて歩いていた。
日曜日に制服を着た男女が外を並んで歩いていると…………
…………何か勘違いされそうだ…………
目的地に到着するまでの間、気を利かせてくれているのか、樫家先輩が会話を作ってくれた。
樫家:
「桜庭………」
桜庭:
「はい……??」
樫家:
「顔の傷………大丈夫か………??」
桜庭:
「えっ………??」
樫家:
「痛々そうだ………」
桜庭:
「いえ……大丈夫です…………樫家先輩の方こそ昨日の……………その……………私が……………付けた傷の方は―――…………」
樫家:
「大丈夫だよ…………気にする必要なんかねぇーよ…………」
桜庭:
「すみません………」
そこで会話が切れてしまった。
しかし、そもそも目的地まではそう遠くないので、たったコレだけの会話でも十分間に合っていただろう…………
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