『でもさ…………ロマンチックだと思わないか…………????』
『…………????』
『だってさ…………コレで書いた文字って、その[ぶらっくらいと]を当てないと読めないんだろ…………????』
『まぁな…………』
『ならさ…………例えば、この紙に書いた文章を誰か特定の人にだけ読ませたい…………なんて時に、事前に打ち合わせておけば、沢山の人に見られても[その人]だけに読ませることが出来る……………[ぶらっくらいと]なんて誰も思い付かないだろうしね……………』
『だろうな…………』
『フフフ〜♪[ぶらっくらいと]かぁ〜……♪』
『じゃあ…………はい!!!!翔太っ♪君に一本あげるっ!!!!!!』
『はぁ!!!???』
『本当は妹と遊ぶつもりだったけど……………翔太に渡した方が沢山楽しめそうだ………♪』
『いらねぇーよ…………』
『いいから………♪ほらっ♪』
『チッ………ったく…………本当にガキだなぁ……………』
『仮にそうだとしても、君には何の問題もないハズだ………………それとも、ガキを彼女に持つのがイヤかい…………????』
『…………バーカ…………』
『フフッ………♪それじゃあ、いつか君に手紙を書くときは、コレを使って遊ぶとしよう………♪』
『ハッ………勝手にしろ………』
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