先に口を開いたのは樫家先輩。 普段の威圧感のある雰囲気から一転、悲しそうな顔をしていた………… 樫家: 「俺から良いか……??桜庭……??」 桜庭: 「はい………」 樫家: 「……………」 スッ………… 桜庭: 「ッ…………」 目の前の光景に……… 息が詰まった―――………… 樫家先輩は両手を床に着き、頭を深々と地面に付けたのだ………… 桜庭: 「樫家……先輩………??」 樫家: 「桜庭…………」 樫家: 「すまなかった…………」 桜庭: 「ッ――………」 _