次の動作はほぼ一瞬の内に行われた!!!!
栗沢はオレの胸倉を乱暴に掴み取り、女とは思えないような腕力でオレの体ベンチに叩き伏せた!!!!
受け身を取ることに失敗し、衝撃がモロに背骨辺りで爆発した。
目を見開いた頃には既に、オレの首筋に果物ナイフが押し当てられていた……!!!!!!
橘:
(クッソ……動けない……!!!!)
オレの体の上に馬乗りになった栗沢は、恐ろしく冷たい口調でオレに語りかけた。
栗沢:
「人間の命は尊いぞ……橘ぁ……明がその良い例だ………私がこの手を横に振り切るだけで、お前は簡単に絶命できるんだぁ………」
橘:
「ッ……!!!!」
栗沢:
「あぁ……そうさだ……命は大切にした方がいい……橘ぁ……あまり私を怒らせるんじゃない……」
栗沢:
「調子に乗ってんじゃねぇーぞァッ」
橘:
「ッ……!!!!」
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