そして､更に意外なことに……
そこから更に口を開いたのは栗沢の方だった……
栗沢:
｢橘……私が憎いか……??｣
橘:
｢はぁ……??｣
栗沢:
｢私は桜庭をたぶらかし､アイツを[人殺し]に仕立て上げるつもりだった……｣
橘:
｢……………｣
栗沢:
｢アイツは明の妹だが､私にとってはそんなことはどうでもよかった……復讐に使える便利な“道具”でしかない……まぁ､結果は期待ハズレだったがな｣
橘:
｢……………｣
言い終えると､栗沢は又してもオレの顔を一瞥してから続けて口を開く……
栗沢:
｢どうだ橘……??私が憎いだろう……??私は桜庭を――………｣
橘:
｢いいや………｣
栗沢:
｢あぁ……!!??｣
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