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桜庭:
「……………お姉ちゃんは秘密にしていましたけど……………私は知っていました…………」

樫家:
「……………」




桜庭:
「お姉ちゃんに……………大切な人が出来たんだって……………知っていました……………」

樫家:
「……………」














お姉ちゃんが私に何も教えてくれなかった理由……………



それは……………私を青柳高校の厄介事に、ほんの少しでも巻き込まれるという可能性を作らないため…………






[世の中には知らない方が良いこともある]



だから、お姉ちゃんは私に何も話さなかった……………





















私の知らないところで……………お姉ちゃんは私を守ってくれていたんだ――――……………




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