榊原:
「アイツはな……………自分に損があろうが………………自分に得がなかろうと……………アイツは何の迷いも疑いもなく………………目の前の困っている人間を見捨てることが出来ない……………………………と言うよりは、損得なんか考えるよりも先に体が動いてんだろうなぁ……………」

橘:
「…………????」




ん…………????


待てよ…………????




榊原:
「―――…………根っからの[善人]だったんだよ………………アイツはな………………」

橘:
「ッ………!!!???」


















































『その人はね…………………………いつでも自分のことは二の次で…………後先のことなんて何も考えないで…………目の前の困っている人をほうっておけない…………』



『そういうの[他愛主義]って言うのかな………??そんな人だったの……………』



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まさか…………!!!!!!






あの時、桜庭の言っていた、[誰よりも尊敬している人]ってのは………………


『明』のことだったのか…………!!!???