桜庭:
「私に用って…………何………????」
栗沢:
「簡単だ……………お前に会いたがっている奴がいもんでな……………ソイツのところに案内するだけだ……………」
会いたがってる…………????
桜庭:
「誰………??」
栗沢:
「フッ………」
私の質問には答えず、栗沢は私に背を向けて歩き出した。
栗沢:
「ついて来い…………」
桜庭:
「ッ…………」
栗沢:
「まぁ…………嫌なら別にいいんだぜぇ………??」
栗沢:
「お前の[日常]に帰れよ………??」
桜庭:
「ッ………!!??」
私の………[日常]………????
栗沢:
「今後も……………大した信用すら出来ない[生徒会役員]の先輩らと愉快な毎日過ごしたいってんならな……………」
桜庭:
「……………」
信用の出来ない…………先輩……………
栗沢:
「フッ…………ここがお前の岐路だな…………[桜庭 遼]…………」
栗沢:
「“真実”を知りたいなら……………俺について来い…………!!!!!!」
桜庭:
「ッ………!!!!」
栗沢:
「何も知れずに[日常]に帰りたいなら……………さっさと家に帰って……………」
栗沢:
「『明』の遺影にでも拝んでるんだな…………!!!!」
桜庭:
「ッ………!!!???」
―――…………


