橘:
「そんなの…………!!!!信じられるワケないだろッ!!!!????」


突然、孤児院出身だとか言われ………

オレの家族は血縁じゃない………!!!???


橘:
「そんなの…………!!!!信じられるワケ…………」

榊原:
「……………オメェーには辛いだろうが……………これが“事実”だ”…………」



榊原さんは人を哀れむような顔で言い放つ…………



橘:
「ッ…………どこにそんな証拠があるんだッ!!!???血の繋がりがないだと…………????血液検査でもやったってのかッ!!!???」

榊原:
「…………そんなもん、やるまでもねーよ…………」

橘:
「何ッ………!!!???」

榊原:
「簡単な話だ……………『聖光院』にいた[キョウスケ]と呼ばれているガキが、その後どうなったか……………????」










榊原:
「ジジイに調べさせてみりゃ、一発で分かったぜぇ〜……??[キョウスケ]は『聖光院』を出た後、[橘夫婦]に貰われ……………その後、[平沼小学校]に入学した…………それは当時の生徒名簿に目を通して見たら簡単にわかった……………」

橘:
「ッ…………」

榊原:
「あとはその後をストーカーみたいに辿ってみれば……………[キョウスケ]は[平沼中学校]に進学……………その後、[青柳高等学校]の受験会場に現れた……………」



う………そ………だ…………!!!!



榊原:
「あとは、青柳高校のクラス名簿を見たら確認できるぜぇ〜……??現在、あの学校には[橘 京介]という名前の生徒はたった1人だけ……………」


















榊原:
「それがオメェーだよ……………[キョウスケ]……………????」

橘:
「ッ………!!!???」