放課後、わたしはまた屋上に来ていた。 屋上から見る景色はとてもきれい。 だからとても落ち着くんだ……… でもそこからはグラウンドも見える。 サッカー部が練習している… ということは龍亮もいる。 その姿を見ることは許されない。 そう思ったらまた涙がでてきた。 忘れるって決めたのに…こんなんじゃいつまでたっても前に進めない…… 「…泣いてんの?」