葵君は頭をかしげながらそう言った。
「あぁ、ん…。ほら、会長は女じゃん」
「えっ?」
咲人はわずかに頬を赤らめた。
もしかして…。
わざわざあたしのために…?
「さりげなくアピールかぁ」
流騎はそう言って苦笑いした。
「うるせぇよ」
咲人はそう言って、部屋から出て行った。
あいつ…、
本当は思いやりのある人っていうか…。
人のことよく考えてるよね…。
「会長もしかして、ときめいちゃった?」
流騎はニヤっと笑いながらあたしの顔を覗き込んだ。
「そ、そんなことないですっ」
どちらかというと…。
流騎のドアップに心臓が反応した。
…はっ。
なんで流騎なの…。



