「おいおい何言ってんだよ。部屋は十分足りてるし」
咲人は慌ててそう言った。
「本当だよ。会長葵のこと気にしなくていいからね。ジュース何飲む?」
「あっ、じゃぁアップルジュースで…」
流騎からコップを渡され、ジュースを飲んでちょっと落ち着いた。
「あのさ、みんなしてひどいよね。僕は会長と仲良くしようとしただけなのに。
要もひどいと思うでしょう?」
葵君に意見を求められた要君は、
「いや。別に」
だけ言って、再び視線を窓の外に向けた。
「要まで!あぁもう僕ショックうけた。ダメージ大きすぎる」
そう言って、ごろんっと倒れた葵君が可愛いくて、あたしは思わず笑ってしまった。
…少し前までは、
この人達が大嫌いだったのに、
今では、
一緒に笑ったりしてる。



