耳元で囁かれ、思わずドキッとした。




「…なんかさ、会長の匂いがするからさ。理性とびそうで困る」


…………!!!///

やば、
なんか耳たぶが熱い…。




「二人で何こそこそ喋ってるの?」


流騎はニコニコしながらあたしたちの間に割り込んできた。




「俺も仲間に入れてよ」

「会長とのないしょ話だから流騎には教えなーい」


そう言って、クスクス笑う葵君。




「ケチだなぁ~。ていうかさ、会長の部屋って、落ち着くよね」


流騎はそう言いながら、あたしの頭を撫でた。