「…お邪魔します」




要君は無表情のまま入り、
最後の白崎琉騎はあたしに向かってにこりと笑ってから、


「…お邪魔するね♪」


綺麗にウィンクをした。




「………。」


……歌舞伎町に帰れ。
このばかやろう。





―――――――………
――――――………



あたしは向こうのソファーに座ってる4人組を睨む。




「……姫」


左に座ってるお兄ちゃんは、
前に座ってる4人を見ながらあたしに話しかけてきた。




「……なに」


あたしはお兄ちゃんを見上げる。