【‥流騎side‥】
あの女はいつも、むすっとしてる。
必ずなんだかわかんねぇ
ファイルを脇に挟んでる。
ちっちぇ顔とつりあわない
でっけぇメガネかけてる。
スカートなんかもう
足首らへんまでいきそう。
でも…真っ黒な髪はいつも、
…いい匂いしていた。
「どいてください」
…口調のきつい女。
「あ、ごめんね?気付かなかった」
俺はそう言ってドアから離れた。
「………あたしそこまでチビじゃないと思うんですけど」
いや、充分ちびだよ。笑
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