その白い物体の正体が分かった私は すぐに、お母さんのもとへ駆けつけた。 駆けつけたと言っても、ほんの数m. 「ちょ、ちょ!あれ、どうしたの!?」 焦りすぎて、言葉がせっぱづまる。 「んふふ~♪かわいーでしょぉ~!!」 ニヤッと満面の笑みを浮かべた、母親。 何を企んでいるか分からないぐらいのニヤけ顔。 「いや、かわいいけど!何でいんの?」 犬は元々大好きで前から欲しいとねだってた。 それが現実になると、やっぱり驚く。 「もらったの♪