平然とした顔で
くるっと向きを変えて
男の子は歩きだした


あんなやつほっときたいけど…こんな何処かも分からない所に

人がいたのは奇跡だよね



と考えたかんなは
男の子を呼び止めた


「ねぇ…!ちょっと」


「…なんだよケバ女」


(-_-#)…我慢



イライラを押さえるために軽く深呼吸をするかんな

「!」

男の子はかんなの足の怪我を見つけた


ゆっくりと男の子がかんなに近づいてきた

「??」