そこには若い
アキの母親がいた

「なんでここに?」


「元気?ちょっと仕事でこっちにね。あ、これお土産」



お母さんから手渡されたのは昆布だった

「昆布…」

「あら、はるとなつは?」

「今皿洗い行ってる」


そう言うとアキの母親は
驚いた顔をした


「あら!えらいじゃない〜あ、アキ」

「ん?」




「あんたに話があるの」