血………… 「優美様。」 「ん……?」 「薫様は優美様の血が欲しいのです」 「……わかってる」 「…………なら、話が早い」 私は頷いた それに答えた雪はニッコリと笑った。 ピーンポーン ………?? 「誰だ?……この、気配」 ………?? 「優美様は待っててくださいね」 「……うん」 雪は私の部屋から出ていった。