薫は顔色が悪い……
貧血かしら??


「っ……はぁ……はぁ……」
「か、薫?!」
「……み……優美………くる……な……」


え!?来るな!!?
意味が分からない!!
どうしよう!
顔色が………雪っ!!!


「雪ぃ!!!」

反応がない………
どうしよう………


「薫………何か飲み物……何が良い?」

薫は私の顔をジッと見る。

「薫……?」
「ち……」
「ち?」
「血が………欲しい………………」

ゾクッ………
背筋が凍った

「はぁ………はぁ……優美………甘い……香り……」

ペロッ


ゾクッ!!!
「や、……やめ……」


ペロッペロッ………
首筋から耳に向かって舐め始める。