「動物の血です」 動物の血……? 臭いが……… 「少し嫌ですが、味は絶品の奴ですよ」 私は恐る恐る口に運んだ ゴクン …………あ 「美味しい」 「でしょ?」 港はニッコリ笑い、私と同じものを飲んだ。 ……港も吸血鬼なんだよね。 ………身近に人間なんかいない………