「優美は僕のだよ」 「……はい」 薫は私に激しいキスをした。 そのまま、乱れた。 だけど、手をずっと押さえられた。 逃げないで そんな事を意味しているかのように……… 押さえられた少し赤くなる手首。 だけど、薫からの痛み 今の薫の心の痛みと比べると、私なんか……… 「……優美、愛してるよ」