「じゃあ行こっか」 私はいつものように手を繋いで歩く。 でも最近、女子たちの視線が前よりも痛く突き刺さってくるんだ。 "わかれなさいよ" "死ね" "有弥をかえせ" 毎日のように言われる言葉。 だけど有弥は、 「気にするなよ。俺がついてる」 と優しく手をにぎってくれる。 それだけで安心するんだ。 女子たちじゃなく、夢に有弥を取られるなんて思いもしなかった。