助けようとしてくれた。
でも私は怖すぎて記憶がなくなった。



目を覚ますと…



「家?」



家にいた。



目の前には有弥。



「やっと目が覚めたか。大丈夫?」



「私…死んでないの?」



「死んでないよ」



「でもさっき…」


さっきの事を思い出す。
そう言えば有弥が助けてくれたような…。

「よくわかんないけど、私助かったんだ。」



「うん」



ガバッと起き上がる。


「もう大丈夫なのか?」




「大丈夫。平気」




「じゃあ俺は帰る」