段々眠たくなってきた俺はベッドに寝ころび寝ようとした。



だけど…


「ママ!パパ!今日ね、転校してきた有弥って子がおじいちゃんといろいろあって泊まってるの!意外といい人なんだよ」


瑠璃の声がしてドアの隙間から覗くと、写真の前に立ってクスクスと笑いながら、話しかける瑠璃がいた。



「それでね?すごくモテるの。夢は野球選手なんだって。私の夢ってなんなのかな…。夢が見つからなくて。ママとパパの夢はなんだったの?」