部屋を出るとおじいちゃんも眠っていた。
私は死んだママとパパの写真の前に立つ。
「ママ!パパ!今日ね、転校してきた有弥って子がおじいちゃんといろいろあって泊まってるの!意外といい人なんだよ」
クスクスと笑いながら、写真に話しかける私。
バカだとはわかっているけど、これが毎日の楽しみなんだ。
「それでね?すごくモテるの。夢は野球選手なんだって。私の夢ってなんなのかな…。夢が見つからなくて。ママとパパの夢はなんだったの?」
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