「じゃあ行こっか」


俺はいつものように瑠璃と手を繋いで歩く。


"わかれなさいよ"

"死ね"

"有弥をかえせ"



毎日のように女子が瑠璃に言う。
だけど俺は、


「気にするなよ。俺がついてる」


いつも言うんだ。

関係ない。俺たちが付き合おうが付きうまいが。


女子たちには関係ない事だ。
俺は瑠璃だけを幸せにしてやる。



それだけだ。