うわさの奴隷組!?



帰り。

外に出ると、初日というのにどこかしか悲しそうに歩いている生徒がいた。



たぶん次の『奴隷組』の生徒。



「あの子、そうだね」

隣にいた光くんがぼそっとつぶやいた。



「うん…」


そのまた隣にいた陽があくびをしながら

「そんなに暗くなるなよ」


と言った。


「でもさ……」


「お前が暗いテンションとか気持ち悪いぞ?」