「ああ、挑発だよ。お前がそんなことしか考えられない脳しか持ってなかったんだな」 陽がそう言った瞬間、自分の首に何か冷たい物が当たった。 「―っ!!」 ちくっと痛みがあった。 何!? でも数秒でわかった。 私の首にカッターが向けられているということを……。