陽はいやそうな顔をした。 「なんでそんなことしたんだよ」 「そんなこと?」 「お前ならわかるだろ?こんなことしたって無駄だってことを」 あ、そういうことか。 陽は、生徒会長もなったことがあるのにどうしてそのままこの伝統を引き継いだのかと疑問を抱いているんだ。 生徒会長はいつもの笑顔で言った。