あ、涙が…… 陽はこっちを見た。 「で、お前は仲間みたいに殺られたいわけ?」 隣のタク坊さんは笑いながら立ち上がった。 「まさかっ」 陽は眉間にしわを寄せた。 「じゃあ何だよ」 タク坊さんは笑った。 「傍観者だよ」 そして、きれいに意識を失っている啓さんに近づいた。 「コイツ、半殺し?(笑)」 本当の裏ボスはタク坊さんじゃないのだろうか…?