もう、どうにでもなれ!


私は陽の腕を掴んだ。


けれど陽はパッと跳ね返す。


そして冷たく

「お前は教室に戻れ」

と言ってきた。


「な、なんで?どうして?」

自分でも分かっているのに聞いてしまった。


陽は


「気遣わなくていいから」

と言って屋上を出て行ってしまった。