「あ、思いだした! クヲンくん、ちょっといい?」
「……はい?」
やや緊張感が抜けた尋ね方を空兎がしてきたため、クヲンは当惑した。しかし、空兎はマイペースで進める。拳銃を向けられている状況にも関らず大胆にその場から動いてクヲンに近づいていく。
そのあまりにも突拍子な行動は、灰山を唖然とさせ、発砲するのも忘れさせた。
程なくして、空兎がクヲンの側まで近寄ると徐に、
「はい、タッチ!」
と、クヲンの頭に手を置いた。誰もがやはり絶句とした。
「ようやく捕まえた! まぁ、自己満なんだけどね」
「……いや、俺には何のことやらさっぱり…」
「いーーの! それよりさ、捕まえたご褒美ってのは、ちょっと変かもしれないけどさ、一つだけ教えて」
「え?」
「クヲンくんが、本当に好きな人って、アタシ? マリィ?」
「なぁっっっ!?」
空兎のとんでもない質問は、マリィ以外の全員の度肝を抜いた。ちなみにマリィは質問の意味事態が分かっていないようで、何故みんながそんなに驚いているのか理解していないようだ。
そして、灰山とルミネに至っては、よもやこんな状況でそんな質問が出てくるとは思わなかったため、驚きを通り越して呆れに至っている。
そんな中でも空兎は構わず、クヲンの答えをニコニコ顔で待っていた。しかし、肝心のクヲンは口を金魚のようにパクパクさせているだけだ。
「あ、両方好きとか言ったら………蹴っちゃうゾ♪」
「あのなぁ……」
クヲンはがっくりとうな垂れた。
よりもよってこんな状況でそんな選択を迫られるとは思わなかった。
ちらりとマリィの方を見やると実に平和で微笑み返してくる。その能天気さが羨ましいとさえ思った。
(いや、もうここは素直に答えるか……)
「……はい?」
やや緊張感が抜けた尋ね方を空兎がしてきたため、クヲンは当惑した。しかし、空兎はマイペースで進める。拳銃を向けられている状況にも関らず大胆にその場から動いてクヲンに近づいていく。
そのあまりにも突拍子な行動は、灰山を唖然とさせ、発砲するのも忘れさせた。
程なくして、空兎がクヲンの側まで近寄ると徐に、
「はい、タッチ!」
と、クヲンの頭に手を置いた。誰もがやはり絶句とした。
「ようやく捕まえた! まぁ、自己満なんだけどね」
「……いや、俺には何のことやらさっぱり…」
「いーーの! それよりさ、捕まえたご褒美ってのは、ちょっと変かもしれないけどさ、一つだけ教えて」
「え?」
「クヲンくんが、本当に好きな人って、アタシ? マリィ?」
「なぁっっっ!?」
空兎のとんでもない質問は、マリィ以外の全員の度肝を抜いた。ちなみにマリィは質問の意味事態が分かっていないようで、何故みんながそんなに驚いているのか理解していないようだ。
そして、灰山とルミネに至っては、よもやこんな状況でそんな質問が出てくるとは思わなかったため、驚きを通り越して呆れに至っている。
そんな中でも空兎は構わず、クヲンの答えをニコニコ顔で待っていた。しかし、肝心のクヲンは口を金魚のようにパクパクさせているだけだ。
「あ、両方好きとか言ったら………蹴っちゃうゾ♪」
「あのなぁ……」
クヲンはがっくりとうな垂れた。
よりもよってこんな状況でそんな選択を迫られるとは思わなかった。
ちらりとマリィの方を見やると実に平和で微笑み返してくる。その能天気さが羨ましいとさえ思った。
(いや、もうここは素直に答えるか……)



