立ち上がった後も、セレビアの呼吸は荒い。
「……やはり、セレビアさんはここで休みますか?」
「バカにしないで! これくらい―――」
大丈夫よ、という言葉は最後まで言えなかった。
それを口にする直前に、凄まじい殺気を感じてしまったからだ。
ジョーも同じだったようで、二人同時にそれが感じ取れた森の奥を見やる。
そこにレンカ・仲里が立っていた。
「しぶといわね……」
苦虫を噛み潰したような顔で毒づくセレビア。彼女もまたセレビア同様に息も絶え絶えだが、凄まじい殺気を全身から放っている。
例えるなら、灰山が燃え盛る炎のような殺気ならば、レンカは凍てつくような氷のような殺気。
感情が読み取れない、まるで機械のような雰囲気が全身から漂っている。
「貴方達を行かせるわけにはいきません」
セレビアの炎に燃やされて露となった太もものナイフホルスターから刃渡り三十センチはあろうかというコンバットナイフをするりと抜く。
レンカが満身創痍の状態にも関らず、なおかつ二対一でもやるつもりで現れたとわかり、セレビアは嘆息した。
「……やはり、セレビアさんはここで休みますか?」
「バカにしないで! これくらい―――」
大丈夫よ、という言葉は最後まで言えなかった。
それを口にする直前に、凄まじい殺気を感じてしまったからだ。
ジョーも同じだったようで、二人同時にそれが感じ取れた森の奥を見やる。
そこにレンカ・仲里が立っていた。
「しぶといわね……」
苦虫を噛み潰したような顔で毒づくセレビア。彼女もまたセレビア同様に息も絶え絶えだが、凄まじい殺気を全身から放っている。
例えるなら、灰山が燃え盛る炎のような殺気ならば、レンカは凍てつくような氷のような殺気。
感情が読み取れない、まるで機械のような雰囲気が全身から漂っている。
「貴方達を行かせるわけにはいきません」
セレビアの炎に燃やされて露となった太もものナイフホルスターから刃渡り三十センチはあろうかというコンバットナイフをするりと抜く。
レンカが満身創痍の状態にも関らず、なおかつ二対一でもやるつもりで現れたとわかり、セレビアは嘆息した。



