予想通りというか、銃弾はジョーの肩や背を次々に掠めていく。
(一、二、三、四……)
ジョーは次々に飛んでくる銃弾の数を内心で数えていた。
つまり、狙い目は相手が弾丸を使い果たし、リロードをするタイミングだ。
(五、六……)
そこで少し銃撃に間が空く。その数秒後、再び足元に一発。
(六発か……)
間の空きが僅か数秒だったため確証はないが、思い起こせば木を倒す際も合計六発だった。その後、リロードしたとなれば一応の辻褄は合う。
(あの五発凌げばチャンスはあるな……)
その足を銃弾が飛んできた方向へと向ける。僅か数秒の隙しかないのであれば、距離が開いていればいるほど不利だ。
当然、銃撃は激しくなるが、森という地形を利用してジョーは巧みに回避していく。
一発目、頭を掠めるが伸びていた枝が結果的に守ってくれた。
二発目、右足に当たり転びそうになるが、堪える。
三発目、身を翻して、木を盾にして凌ぐ。立て続けに四発目が撃ち込まれた。
その木から出る瞬間、五発目が放たれ、肩に直撃した。衝撃で仰け反りそうになるが、それを乗り越える勢いで大地を思い切り蹴った。
いつの間にか灰山が視界に入っていた。
ジョーは灰山の拳銃を持っている手を掴むと、そのまま捻り上げて落とした。
「舐めるなよ!」
武器を落とされても灰山の殺意は衰えない。即座に懐から折り畳みのナイフを取り出し、その刃をジョーへと向けた。
(一、二、三、四……)
ジョーは次々に飛んでくる銃弾の数を内心で数えていた。
つまり、狙い目は相手が弾丸を使い果たし、リロードをするタイミングだ。
(五、六……)
そこで少し銃撃に間が空く。その数秒後、再び足元に一発。
(六発か……)
間の空きが僅か数秒だったため確証はないが、思い起こせば木を倒す際も合計六発だった。その後、リロードしたとなれば一応の辻褄は合う。
(あの五発凌げばチャンスはあるな……)
その足を銃弾が飛んできた方向へと向ける。僅か数秒の隙しかないのであれば、距離が開いていればいるほど不利だ。
当然、銃撃は激しくなるが、森という地形を利用してジョーは巧みに回避していく。
一発目、頭を掠めるが伸びていた枝が結果的に守ってくれた。
二発目、右足に当たり転びそうになるが、堪える。
三発目、身を翻して、木を盾にして凌ぐ。立て続けに四発目が撃ち込まれた。
その木から出る瞬間、五発目が放たれ、肩に直撃した。衝撃で仰け反りそうになるが、それを乗り越える勢いで大地を思い切り蹴った。
いつの間にか灰山が視界に入っていた。
ジョーは灰山の拳銃を持っている手を掴むと、そのまま捻り上げて落とした。
「舐めるなよ!」
武器を落とされても灰山の殺意は衰えない。即座に懐から折り畳みのナイフを取り出し、その刃をジョーへと向けた。



