その様子を三十階上の高層ビル、壊れた窓ガラスからルミネが覗いていた。
「すぐに追跡部隊を編成します」
レンカが言うなり、その場を退室する。灰山は、しばらくルミネの背中を見つめていたが、レンカの後を追うように無言で退室した。
しかし、向かった先はレンカとは違い、地下である。
イライラしながらエレベーターを降りる。
禁煙中とわかっていながら、吸いたい衝動に何度も駆られた。
エレベーターが地下に到着し、扉が開くと、案の定、ジョーが入っていた牢屋の前でクヲンが佇んでいた。
「お前……何やってんだよ!」
怒声を上げ、銃をクヲンのこめかみへと突きつける。
だが、クヲンは一歩も動じることなく、牢屋を指差した。
「よく見ろよ。端末機が破壊されている………そのせいで、ロックが外れたんだ」
「貴様がやったんじゃないだろうな?」
「まさか? 緋上ジョーを逃がしても、オレにメリットはない」
「では、何故、端末機が破壊されている!?」
「単純に物事を考えればわかるだろうが……緋上ジョーだよ。アイツが変身して、セキュリティをぶっ壊した」
クヲンの言葉を、灰山は疑った。
「バカな……アイツは妹の死で変身能力を失ったはず……」
「へぇー、そうだったのかい。けど、実際にこうして端末機は破壊されている。そして、上でひと悶着あったんだろ?」
全てを見透かされたかのようなクヲンの口調は、灰山にとって気味が悪かった。思わず引き金を引きたい衝動に駆られる。
「ま、怒りか何かで、一時的に能力が戻ったとか、そういうのじゃね」
「……お前は何もしなかったのか?」
「悪いけど、勝てる見込みのないバトルはしない主義なんでね」
「すぐに追跡部隊を編成します」
レンカが言うなり、その場を退室する。灰山は、しばらくルミネの背中を見つめていたが、レンカの後を追うように無言で退室した。
しかし、向かった先はレンカとは違い、地下である。
イライラしながらエレベーターを降りる。
禁煙中とわかっていながら、吸いたい衝動に何度も駆られた。
エレベーターが地下に到着し、扉が開くと、案の定、ジョーが入っていた牢屋の前でクヲンが佇んでいた。
「お前……何やってんだよ!」
怒声を上げ、銃をクヲンのこめかみへと突きつける。
だが、クヲンは一歩も動じることなく、牢屋を指差した。
「よく見ろよ。端末機が破壊されている………そのせいで、ロックが外れたんだ」
「貴様がやったんじゃないだろうな?」
「まさか? 緋上ジョーを逃がしても、オレにメリットはない」
「では、何故、端末機が破壊されている!?」
「単純に物事を考えればわかるだろうが……緋上ジョーだよ。アイツが変身して、セキュリティをぶっ壊した」
クヲンの言葉を、灰山は疑った。
「バカな……アイツは妹の死で変身能力を失ったはず……」
「へぇー、そうだったのかい。けど、実際にこうして端末機は破壊されている。そして、上でひと悶着あったんだろ?」
全てを見透かされたかのようなクヲンの口調は、灰山にとって気味が悪かった。思わず引き金を引きたい衝動に駆られる。
「ま、怒りか何かで、一時的に能力が戻ったとか、そういうのじゃね」
「……お前は何もしなかったのか?」
「悪いけど、勝てる見込みのないバトルはしない主義なんでね」



