~龍サイド~

今日は、久しぶりに半日オフで海が勝手に遊びに来た。

俺は部屋でパソコンのブログを管理し終え、今から寝ようとしたら・・・。

「龍~海ちゃんが遊びに来たわよぉ~」

お袋は、そう言い海を俺の部屋まで連れてきた。

「龍~暇だから遊びに来た。明日から学校楽しみだね~。クラス同じになれるかぁ??」

海は明日から《普通》に学校へ行けるのが嬉しいらしい。隼人が行ってる芸能人や大企業の子が通う学校は俺も海も嫌だった。何でかって??それは、人気があればあるほど大変だしえらいから・・。学校では芸能人とか気にせず過ごしたいじゃん??

「なれるだろ」

確か社長が学校に話つけておくって言ってたしな・・。

「なれるかもしんないけど、雰囲気から入ろうよ~」

雰囲気って何だよ。ま、海にとっちゃそれ程嬉しいんだろうな。

「そういや、今日午後から何があったっけ??」

「雑誌の取材で終わりだと思うよん」

「サンキュ」

2人で半日だらだら過ごし、取材のちょっと前に涼介さんが迎えにきてくれて俺と海は事務所へ行き、Aquadoll専用の部屋に入るとリーダーの恭一君がいた。俺は恭一君とは呼ばず恭君と呼んでいる。海は俺と隼人以外は《ちゃん》とつけながら言う。恭君が声を掛けてきた。

「おっ龍、海。明日から昼の高校へ行くんだろ??」

「そうだよん。恭ちゃんは店やるんでしょ??」

俺より先に答えたのが海だった。

「ああ。お前らも店に遊びに来いよ」

恭君は今まで働いていた店のオーナーをやるらしい。

そうして話している間に、隼人と皇紀も来て、いっぱい話した。