~鈴サイド~

私は天宮 鈴(アマミヤ スズ)。高校3年生18歳。身長156.2センチ。

「今日転校生来るんだって!!しかもうちのクラスに2人。イケメンかなぁ!!」

今私に話しかけているのは、私の大事な親友 倉本 美香(クラモト ミカ)。身長161.5センチ。髪の毛は茶髪で毛先だけふわっと巻きボリュームを出している。それがものすごく小顔にマッチしていて可愛い。女の私でも言うんだから男の子からかなりモテる
その上、体型はモデル体型。ものすごく羨ましい。美香はイケメン好き。

「そうなんだ。でも何で2人もうちのクラスに??」

鈴は天然で自分の容姿に気づいていないが、鈴も美香に負けないくらい男子からかなりモテる。サラサラとした黒髪のロングストレートで長い長い睫に大きな二重の瞳、ぷっくりとした赤い小さな唇に真っ白な透き通っているような肌。そして細い手足。可愛い女の子


「わかんな~い。けどさ~1人の転校生は鈴の後ろの席じゃない??」

鈴が通っている西南高校は 各学年6クラスある。
何で2人も??しかも後ろの席空いてるし・・。確か後ろには内山さんがいたのに・・。
なぜか後ろの席にずれてるし・・。内山さんとはまぁまぁ仲が良かった。何で??頭がついていけないよぉ!!もう1つの席は美香の席から2つ後ろの席。
そんなことを考えていると、HRを始めるチャイムがなった。
ちょっとしてからガラガラと教室のドアが開き、担任の前川先生が入ってきた。
前川先生は40代前半の男の先生。国語の授業では面白い話をいつもしてくれる。生徒から人気ある先生。

「みんなおっはよ~」

いつも元気の良い挨拶で入ってくる。

「みんな聞いてるかもしれないが、今日から新しく入るクラスメイトを2人紹介する。入って来い」

ほとんどの女子は目を輝かせていた。もちろん美香も・・。